【8/30(金)〜9/1(日)】無声映画×生演奏の世界!第13回「マニラ国際無声映画祭」が開催
こんにちは!
たくせき(@tac_uitl)です。
先日のイベント情報に続き、僕が昨年よりチームとして活動している「マニラブ(@manilovemedia)」から、オススメのイベント情報が入ったのでご紹介します!
名作映画とフィリピン音楽が融合したイベントなので、ぜひチェックしてみてください^^
イベント「マニラ国際無声映画祭」とは
在マニラの各国の文化交流機関や大使館が選んだ無声映画(音声や音響、特に俳優の語るセリフが入っていない映画)の上映会で、今年13回目を迎えます。
選ばれし名作が、フィリピン人ミュージシャンによる生演奏とともに上映されます。
無声映画の歴史をさかのぼると、オーケストラやバンドによる生の伴奏が付くことが多く、特に日本では上映中の映画の進行に合わせて、その内容を解説する活動弁士の存在が特徴的でした。
マニラ国際無声映画祭では、こうした本来の上映方法を活かし、映画に英語字幕をつけ、フィリピン人のミュージシャンの演奏を添えます。
さまざまな国の文化交流機関や大使館が共同で企画する素敵なイベントで、日本からは国際交流基金マニラ日本文化センターが共催しています。
イベント情報(開催日時)
・日程:2019年8月30日(金)~9月1日(日)
・鑑賞料:無料
・チケット予約:https://tinyurl.com/y6t28gyr
・場所:Samsung Hall、SM Aura Premier、BGC
上映スケジュール
日程 | 時間 | 作品 |
8/30(金) | 20:30 | Native Life in the Philippines(フィリピン) |
8/31(土) | 15:00 | 折鶴お千(日本) |
17:30 | Es mi hombre(スペイン) | |
20:30 | L’onesta del peccato(イタリア) | |
9/1(日) | 16:00 | Von Morgen bis Mitternachts(ドイツ) |
19:30 | Kalif Storch(オーストリア) |
日本からの出品作品『折鶴お千』
1935年に制作された溝口健二監督の作品『折鶴お千』が、ミンダナオ出身のバンド「Kaduma ni Karol」の生演奏にのせて上映されます。
お千は、骨とう品の悪徳商人である熊沢のしもべとして働いていました。
熊沢が逮捕されると、お千は熊沢の元で暮らしていた無一文の若い宗吉に尽くし、医者になるという彼の夢を助けること決意します。
しかし、彼女がお金を稼ぐことができる唯一の方法は彼女自身の体を売ることであり、彼女は最終的に警察に捕まってしまいます。
数年後、宗吉が医者になったとき、彼はお千が不治の病気に苦しんでいることに気づくのです。。
この感動的なストーリーの無声映画に音の彩りを加えるのが、ミンダナオ出身のバンド「Kaduma ni Karol」。
彼らは、フィリピンの北から南までの伝統的な音楽と言語を現代の音と融合させ、植民地時代前の音楽を演奏します。
ほかの国が出品している無声映画も同様に、フィリピン人ミュージシャンの音楽を楽しむことができます。
無声映画の世界へタイムスリップしてみてはいかがでしょうか?
フィリピン在住クリエイター/ブロガー
たくせき(TAKUSEKI)